新高山百合
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蔡焜燦先生にインタビュー/名著『台湾人と日本精神』について
2010-06-29 Tue 13:59

6月20日の蔡焜燦先生に対する第二回のインタビューは著書である『台湾人と日本精神』の出版目的や、発行状況、それを巡る「生長の家」との訴訟の原因と経緯、についてです。以下はそれに対する蔡先生の回答です。


先回の黄君のインタビューで、どういうことを言ったが忘れましたが、台湾魂と大和魂と、台湾精神、日本精神というようなテーマで話しました。

私が『台湾人と日本精神』という本を書いた一つのきっかけは、その前に日本から十数名の大学の先生方がおいでになって、当時私がまだ現役で、台湾のシリコンバレーと言われる「科学園区」で会社を経営していたころ、日本から十数名の大学の先生方がおいでになりましたので、台北からお連れして、うちの会社をご覧になって頂いたり、サイエンスパークを回ったりしました。帰りもご一緒したので皆さんに当時の台湾のあらゆる状態を、先生方に申し上げたのですよ。

その中に、私は自称「愛日家」と言っているくらい日本が好きですので、中におられた先生が私の日本に対する考えに感動して、ぜひともそういう話を本に残しなさいと。これが私が『台湾人と日本精神』という本を書いた一つのきっかけです。

私は50数年来、心の中に残った思いのたけを、好きな日本の方に話したかったんです。

ただ蒋介石の国民党政府統治の40数年間は、こういうことは言えませんでしたし、書けませんでした。李登輝総統が総統になり、その後司馬遼太郎先生が台湾においでになり、李登輝総統と司馬先生が対談されました。司馬先生は台湾に二回取材においでなりましたが、殆ど私がお伴して台湾を回りました。そういう風な状態で、国民党の主席、代表だった李登輝総統が、堂々と司馬遼太郎先生に国民党政府は外来政権である、とはっきり申し上げているんですよね。

このように、言論が自由になったんですが、しかし、それでも40数年来の、50年近くの、国民党政府の圧政の話については、「これを責めていいか」、「これを書いていいか」と、いろいろ迷いがあった。もう本当は構わないんですけどね、いろいろ迷いがありました。

IMG_7460 (2)

まあ、そう考えながら、私の日本に対する思いを、この『台湾人と日本精神』という本にね。

日本の「日本教文社」、これは「生長の家」の出版社でございますが、そこからハードカバーの本を8刷まで出したんですが、当時の「生長の家」の副総裁の方が、「この本は政治的なことを取り上げている。日本教文社はこういうものは出版できない」と言って、一方的に出版を止めたんですね。

まあ、8刷りで何万冊か売れましたが。その後、小学館で文庫版が出て、今12刷か13刷。まだ静かに売られています。

日本在住の先生方らとか、弁護士の方が私に「教文社に対して提訴しろと、告訴しろ」と言いまして、それで二審目の高裁で和解の形を取り、新聞で教文社が「遺憾に思う」という広告を出して、争いは終わりました。

現在、私が訴訟を起こした時の「生長の家」副総裁の方は三代目の総裁になり、分裂しそうな状態になっています。

私の記憶としては、一番印象的に残ったのは、出版記念パーティーの時に、「私はこの
50年間、日本を愛している台湾人の心の思いを、この本を書きました」と、そういう風に参加者400人くらいに、お礼を申し上げました。

それから10年を経過しますけれど、今台湾のデパートの本屋でも、まだこの本が買えます。

黄君とは、台湾を愛しているある日本の宗教団体の責任者に近い方が、台湾独立と台湾がシナに呑み込まれないようにと、台湾にお祈りに来てくれました。その時に、この団体の方を案内していた黄君と初めて会ったんですが、電話で黄君は「私は中華民国国民として日本に行きましたが、台湾人として帰って来ました」と。

聞いてみたら、「それまでは反日教育で日本のことを教えられたけど、日本に着いてから、あれ?というような感じで、それから日台間のことを勉強してきて、台湾という自分の祖国を愛して、台湾という国のために頑張って行く」と言っていましたね。

台湾人がいかに、この東南アジアの国家の中で、しかも元殖民地で、反日教育を受けた子供たちー今は青年、壮年になっていますがー、彼らの年頃に新しい名前で「哈日族」というものが出来て、いろいろ日本のことを勉強したりしている。そして年上のわれわれ日本語世代と同じような気持ちで、「日本が好きだ」と言っている。

その黄君が、この本のことに関して「いろんなことを教えてくれないか」と言ったので、私は気軽にOKだと答え、このように話しているのです。



蔡先生のお話を伺った後で、私は訂正をお願いしました。
私が初めて蔡先生に連絡したとき、私が話したのは「私は中国人として日本に行きましたが、台湾人として帰って来ました」だからです。ところが蔡先生がおっしゃるには、「あなたたちの世代は中華民国教育の下で育ったのだから、中華民国国民として日本に行きました、と言うべきだ。中国人として、などというべきではない」とのことです。
なるほど!


蔡焜燦先生の『台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい』を、
まだ読んでいない方のために紹介します。

台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい

目次
第1章 台湾の恩人・司馬遼太郎
第2章 台湾近代化の礎を築いた日本統治時代
第3章 「二つの祖国」―「戦争」そして「終戦」
第4章 “祖国”の裏切り
第5章 日本人よ胸を張りなさい
第6章 『台湾論』その後

小学館文庫から650円で発売されています。




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