新高山百合
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終戦日を迎え日本語族の詠める歌
2012-08-15 Wed 06:00

黄華浥      日の本は我の心の祖国なり戦に負けてくやしき思ひ

林月雲      大戦の最中なれども世知らずは明日の太陽永久と信じて

黄昆堅      幼なの日防空頭巾を携へて登校したる戦中の我

(同上)      幼なの日住みし錦町爆撃にて町中丸焼け記憶は新た

林燧生      疎開地で戦き眺めし台南の硝煙の空阿鼻地獄かも

林聿修      実らぬも幸せの余韻消えやらず空襲最中の小さき初恋

林燧生      汗滲む動員作業空睨み酷暑に堪えし学徒いとしも



蔡永興      戦争のさなかの我は小学生物資なくとも人情あつし

林禎慧      「ゼイタクは敵」なりのスローガンありて週一回の日の丸弁当

荘淑貞      一握りの子らが貰ひし飯家族分けあふ戦時の苦しさ

黄華浥      戦前は物少なくも「正」ありて戦後来たりしは横領の群

李錦上      戦中派の「勿体無い」が抜け切れず賞味期限に妻のためらふ

高淑慎      封筒の裏を返してメモにする哀しき性よ戦中派われ

林禎慧      戦時にも「芸術」は不可欠と我が良師コーラス団組み我はマドンナに


荘淑貞      我が胸に映るは恋しき学び舎の我が師の面影今も忘れず

(同上)      引き揚げの我が師の行方今何処国変はれども安否気遣ふ

游細幼      師訪ひし日台湾の子供ですと他人に語る師の言葉の温し

(同上)      ひたすらに母と慕ひし恩師いま如何に在すや消息絶えて

劉傳恵      日々仰ぐ恩師の遺墨色褪すれど敬慕の念は何時何時までも



黄培根      終戦に呱々あげし子ら何時の間に老人会に時は流れゆく

曽昭烈      若き日に戦の日々のありしこと楽しきにあらざれど懐かしく

温西濱      散華せる弟の形見のハーモニカくりかへし吹く「燃ゆる太陽」

李錦上      国のため戦死せし兄を愛しみてはらから集ひさくらを歌う

(同上)      遠き日に軍事郵便くれし戦友大方逝きて思ひ出侘し

(同上)      「玉砕」も死語となりしか吾の描きしサイパンアッツの地図に思ひあり

林碧宮      捨て難き日本の学友の古手紙に今何処にかと青空に聞く

温西濱      日本のともの思ひ出なつかしく「同期の桜」を合晿するかな

游細幼      忘年会に勇みて唄う「軍艦旗」戦のありし日などは忘れて

温西濱      ザクザクと軍靴の音に杳き日の兵営生活が胸をよぎりゆく

林蘇綿      徴兵のはがきの命長らへて短歌を嗜み余白を充す


黄華浥      曽つての日良き御世ありてこの島に爺々は偲ぶ日の丸の旗

荘淑貞      終戦にて異国の人に成りし我日本を愛する心変はらぬず

(同上)      学び舎に四大節に歌ふ君が代の胸に響きし昔偲ばる

李錦上      遠き日の日本の地図の台湾を孫らに説けば胸わびしかり

江槐邨      澄み渡る大空見つめ「日本晴」と教はるる彼の日も七十路の昔





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