新高山百合
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中 秋
2012-09-30 Sun 20:00

蔡 永興      月冴えて夜空の雲の輝きぬ涼しき風も秋告ぐるごと

蔡 紅玉      何時の間に暑さ遠のきの中秋の風が届くるざぼんの香り

林 百合      亡夫植えて亡夫の見ざりし文旦に涙誘わるる中秋近づく

(同 上)      文旦の花の香愛でし君しのび初咲き一枝墓前に捧ぐ

蘇 楠榮      仲秋の近しと届く文旦柚心溢るるみんなみの香よ

黄 教子      文旦も甘くなりたり剥きゆけば秋の香気のさやかにたちて

劉 心心      中秋の近づく庭に花々の色香戻るを見るぞ嬉しき

呉 戀雲      中秋に欠かせぬザボンや月餅の市場にあふれ十五夜を待つ

蔡 西川      仲秋に月餅贈る習慣に娘なきわれは唯貰ふのみ

鄭 埌耀      月餅を選り好み食ぶるこの中秋ひとりにひとつ買ひし日も中秋



林 澤榮      夢うつつ空見上ぐれば中秋の月空に満月皓々と照る

郭 清來      満月に流るる雲は仙女らのヌードショーかも空模様美し

張 瑄爐      名月をさらに仰ぐは幾度ぞ今宵こころを語る人もがな

蘇 友銘      月あかりに妹の笑顔も満月で夜来香の匂ひあたりただよふ

謝 雲嬌      仲秋の夕月眺むる心から心こごろに繋がれにけり

郭 文良      右の月ベランダの我にほほ笑みて左の星がウインクし呉るる

陳 清波      皓々と十五夜の月見下すに萬の町灯今宵はうつすら

黄 秀菊      満月は仲秋なればひとしほの光冴えゐむ吾が故里にも

呉 戀雲      悩みごとしばし忘れて月見する中秋の節句に人らはづみをり


黄 秀菊      中秋の月いと円くフォルモサにざぼんと月餅の香り漂ふ

林 燧生      皓々と輝く月に父母と芒と餅の月見思ひ出づ

黄 閨秀      幼き日十五夜の月待ちて食べし菓子の旨味は今も忘れず

蘇 友銘      十五夜に月餅に似し月一つ星なき空に吾を招きをり

鄭 埌耀      月に寄する想ひをよそに月餅は新奇を衒ひ角型となる

陳 淑媛      中秋に族らと囲むバーベキュー炭の火弾き香り漂ふ

蔡 紅玉      中秋の月朦朧と薄明かりバーベキューの主役今や子等になる

黄 博富      山小屋に月無き中秋焼肉を友と囲みて夜を語らふ

王 正子      台風で見られぬ月もバーベキュー食の台湾中秋の名月



歐陽開代      ゆるゆると十五夜の月昇りけりおとぎばなしに孫の目光る

黄 教子      ふるさとの母の作りしゆかた着て月見に行くと子らははしやぐ

高 寶雪      中秋節遠住子孫を偲びつつ老いの哀愁とりとめもなし

呉 順江      皎かうと光を放つ望月よ吾娘住む国を円かに照らせ

林 月雲      手をとりて語りし友の恙なきや海隔つとも名月一つ

劉 傳惠      中秋に白髪の友集ひ来て楽しく歌ふ日の本の歌

蘇 楠榮      月みれば友し思ほゆうらさびつ何時か語らはむ事の多きかも

黄 教子      きのふ見てけふ見てまたを明日も見む異郷の友なる秋の夜の月

林 蘇綿      十五夜をうかららと囲む車椅子押しつ押されつ縁の絆

胡 月嬌      皓皓とおし照る月は囁くや千の風になり吾に来よとしも

林 素梅      中秋の月眺むれば亡き夫の面影映りてまぶたのうるむ

李 錦上      櫛の歯の抜かるるごとく兄弟の減りゆく秋の月さびしかり

厳 慶烈      月の影踏みにつつゆく路地裏に君を偲べば恋しさ募る

趙 寛寛      月見終へ家に戻ればお月様窓の外より吾を待ちゐる

高 寶雪      中秋の月は窓辺に現はれて胸内に計る残年の夢


蘇 友銘      秋風にそよぐススキと白雲に追はれて月が見えかくれする

傅 仁鴻      お月さま雲のトンネルくぐりぬくように嘆きは歳月で消える

黄 昆堅      曇り日の十五夜の月雲の間を見え隠れしてゆるりと覗く

呉 淑子      十五夜に雲がかかりてさだかには見えねど今宵月見の宴

佐藤厚子      月見えぬ部屋に籠りて胸中に月を抱きて一人の宴



鄭   静      いざよひの月は雲なく輝けど虫の音寂れ秋さかりゆく

蘇 楠榮      いざよひの月を軒端に高澄みて独り立つ夜の物思ほしき

黄 教子      十六夜の月の光の澄みきぬとかすかに動く風頬に受く

劉 玉嬌      宵口の月ほのかなるに出で見れば人ぞ恋しき秋の夕暮

鄭 克温      月冴ゆる夜のしじまにキリギリスの音に耳すまし秋はさやかに

劉 玉嬌      人に会はぬ道が嬉しや風涼し仰ぐ秋空台湾をし思ふ

蔡 焜燦      月を見て心に祈るは台湾に正しき采配神よ賜はれ

(同 上)      名月を紅群雲にさへぎらる病める祖国よ起て立ちあがれ




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