新高山百合
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日本の心はチベット人に届いている
2010-07-16 Fri 21:09

前篇「長野聖火リレー現場で見た大和魂」を出した後、「hideさん」から驚きのコメントをいただきました!「長野のデモ参加者の中には失望感や無力感を感じている人も多いですが、あの抗議活動であげた声は亡命チベット人に間違えなく届いていますよ」とのことです。そこでこのことをより大勢の日本人に知ってもらおうと思います。

hideさんはその後、当時の経緯などを発表したいとの事でしたので、彼が『祖國と青年』で発表したものを関係者の同意を経て掲載します。

今後hideさんも本ブログにチベットの関連記事を提供してくれるそうで、とても嬉しいです。本ブログもチベットのために力を尽くせたならと思います。

hideさんのこの文章で、チベット僧侶の感謝の気持ちが日本人に伝わることを祈ります。また転載を歓迎します。


                                『祖國と青年』平成20年8月号より

「日本人はよくやってくれた」
 インド・亡命チベット人キャンプを訪ねて


四月二十六日、長野で中国のチベット弾圧に抗議するデモが行われた。世界各地で行われている、中国への抗議デモを、当事者であるチベット人はどのように受け止めているのだろうか? 長野のデモの翌日、私はインドの首都デリーにある亡命チベット人キャンプを訪れた。

亡命チベット人キャンプ

都心部から地下鉄とリキシャを乗り継いだマジュヌティラ地区に亡命チベット人キャンプはある。インドには一九五九年のチベット蜂起以来、ダライ・ラマをはじめ多くのチベット人が亡命している。ここはそんなチベット人たちが集まる町だ。

大通りから少し奥へ入った細い路地。狭い地域に密集して建てられた薄汚れたビルディングは、昼間でも太陽をさえぎり、町を薄暗くする。この時期のインドは一年度最も暑い時期で、日中の気温は四〇度を超える。三〇〇〇メートルを超える高原で生まれ、地平線まで続く広大な土地で育ったチベット人にとって、亡命先のこの環境は苛酷なものだろう。

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キャンプの外観と入り口

細い路地の両脇に小さな店が幾つも並んでいる。店先には、食品・衣料品、工芸品・チベット仏教の道具などが並んでいる。品物を見る人はまばらで、お世辞にも繁盛しているとは言いえない。生活は決して楽ではないだろう。祖国を離れて困難に満ちた生活を送る亡命者を思うと心が痛んだ。

PICT0532.jpg
チベット人の土産物屋

チベット人へ届いた長野の声

町のあちこちでポスターや張り紙がある。ほとんどが北京オリンピック反対や中国のチベット支配反対を訴えたものだ。

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聖火リレーに抗議する張り紙             パンチェンラマ解放を求める看板

ポスターを見ていると一人の僧侶に声をかけられた。私が日本人であることが分かると、僧侶は喜色満面、Japan good! Japan good! と繰り返し、私の手を握り締めた。あまりの喜びように驚いて、どういうわけか聞いてみた。すると、彼はインドの新聞に長野の抗議活動が載っていたと言うではないか。

「日本人は良くやってくれた! チベットのことを理解してくれて感謝します」
僧侶は日本に対する感謝と敬意を込めて語ってくれた。

長野の抗議活動は、直接中国政府の政策を変更させるまでには至らなかったが、今まさに過酷な境遇にいる亡命チベット人の耳に届き、彼らの励みになったのだ。

僧侶はチベット生まれで、中国で四年間抑留された後、インドへ亡命したそうだ。亡命先の生活はさぞ大変だろうと僧侶に聞くと、このように答えてくれた。

「今は生まれ育ったチベットから遠く離れて暮らしていますが、とても幸せです。なぜなら自由に仏を拝む事ができるのですから。チベットにいた頃、中国政府は私たちが仏を拝むことを認めませんでした。」

そう語る僧侶の目は、安らかで自信に満ちたものだった。

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チベット人僧侶

僧侶の話を聞いて、改めて見てみると、故郷チベットとまったく異なる生活環境にもかかわらず、チベット人たちに絶望感や疲労感はない。むしろ生き生きとした、活力のある目をしている。異国の地ではあるものの、故郷チベットでは叶わなくなった自らの伝統・文化に基づいた生活を送れるという事が、亡命チベット人のエネルギー源となっているようだ。

亡命チベット人の願い

「私たちチベット人が中国に抗議している事を国へ帰ってからいろいろな人に伝えてください。チベットにいる人たちにも、今の私と同じ幸せを与える手助けをしてください」
僧侶が語る言葉には切実な願いが込められていた。

PICT0504.jpg
中国に抗議するハンスト

町にあったポスターに、次のような一文があった。
"Stop Olympic. Wake up every country. Do something for Tibet country. Love us. Love you all." (オリンピックを止めてください。すべての国を目覚めさせてください。チベットのために何か行動してください。私たちを愛してください。あなた方全員を愛してください)

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抗議ポスターと僧侶  ポスターは町中にある

チベット民族の伝統・文化を守るとき、主体となるのはあくまでチベット人である。しかしチベットを遙かに超える軍事力を有する中国が行う文化破壊・人権弾圧を、チベット人だけの手で食い止めるのは難しい。

祖先から脈々と受け継いだ伝統・文化を中国の弾圧から守るために、彼らは日本を含む世界中の国々に助けを求めているのだ。僧侶の話や街中に張り巡らされたポスターからチベット人の魂の叫び声が聞こえてくるようだ。

PICT0552.jpg 
ダライラマの寺の前で祈りをささげる尼

チベットと同じ立場の日本

亡命チベット人は祖国とまったく異なる環境でも、たくましく生きている。自らの伝統・文化に基づいた生活が彼らに幸福感を与えているのは間違いない。彼らの生き様は、人間が幸せに生きるためには伝統・文化がいかに大切かを物語っている。

中国は周辺民族の土地を奪うだけでなく、文化までも破壊し、漢民族化しようとしている。これに抗議するのは人間としての義務といっても過言ではない。

中国によるチベット人の「人権侵害」に対する抗議は世界各国で起こっている。日本はチベットと同じく中国の周辺国である。「人権侵害」に対する抗議はもちろんだが、「周辺国・民族への文化侵略」という視点では、我々日本人はチベット人と同じ立場にある事を認識するべきである。

他民族を踏みにじり、漢民族化を推し進める中国を野放しにすれば、いずれその矛先が日本に向けられるのは目に見えている。我々が今、チベットに救いの手をさしのべるのは、未来の日本を中国の文化侵略から守る事につながるのだ。

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日本 名古屋のFree Tibetデモ (2008/4/19)




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この記事のコメント
#123 友よ!
毎回興味深く記事を拝読しております。
我々の行動が僅かながらでもチベットの方々に希望をもたらした事を嬉しく思います。

私は仏教徒として中共の横暴を許せず、名古屋のチベットデモに参加しましたが、残念ながら長野へは行けず、ネットで応援しておりました。(工作員の書き込みに一々理路整然と反論し撃沈しました、彼らの主張には理がないのです)

それまでチベットの現状についてはある程度知っておりましたが、恥ずかしながら台湾については一昨年まであまり知りませんでした。
この「長野事件」以来、台湾の日本語世代と「日本精神」を知る事となり、改めて日本について知り、台湾に旧知を得た思いです。

台湾と日本は運命共同体です、ともに戦いましょう!

今はこちらで活動しております。日本国内についてが主ですが、東アジア研究のコミュニティーも有りますので、宜しければ覘いてみて下さいませ。
>my日本
http://sns.mynippon.jp/?m=portal&a=page_user_top
2010-07-18 Sun 13:56 | URL | Anns #wlSRBOxc[ 内容変更]
#128 ありがとうございます
新高山百合さん
記事を載せてくれてありがとうございます。
少しでもチベット関係の運動に参加された方の励ましになれば幸いです。
2010-07-20 Tue 03:05 | URL | hide #-[ 内容変更]
#129 Anns様へ
このブログを見てくださり、チベットと台湾に対して熱い思いを教えて頂き、ありがとうございます。

Anns様の行動に敬意を表します。またAnns様のような仏教徒、そして聖火リレーの出発地を辞退した善光寺は私は心から尊敬しいたます。

>この「長野事件」以来、台湾の日本語世代と「日本精神」を知る事となり、改めて日本について知り、台湾に旧知を得た思いです。

長野事件からでしょうか。これについてとても興味があります。もしよろしければ、その経緯を教えてください。

「my日本」の情報をありがとうございます。
「my日本」が掲けていた「大義」を知ったこと、日本を応援するつもりで早速登録させて頂きました。しかし、このブログのことでもう一杯になってしまい、未だに各コミュニティーをゆっくりと拝見することができませんが、毎日のデイリー・ニュースは楽しみに拝見します。皆さん頑張っていますね。趣旨に賛同する人が増加していくようでよかったですね。

東アジア研究のコミュニティーに参加させていただきました。
台日共栄のため、お互い頑張りましょう!
今後ともよろしくお願いいたします。
2010-07-20 Tue 12:01 | URL | 新高山百合 #-[ 内容変更]
#132 hide様へ
どういたしまして。
私としましては日本の方にチベットのことを多くの人に知ってもらいたいという橋渡のようなことですから、感謝されることでもないと思っています。
係ることですから、今後の情報などをよろしくお願いいたします。
2010-07-20 Tue 16:30 | URL | 新高山百合 #-[ 内容変更]
#144 #123続き
新高山百合さん、遅くなりました。
あまり面白くないと思いますが、私が台湾と係るようになったいきさつを書かせて頂きます。

私はチベットの現状については多少知っておりましたが、政治にあまり興味が無く、「薄らサヨク」とでも言える状態でした。
ADSL導入の後、一昨年に世界中で反北京オリンピック運動が行われているのを知り、私も名古屋フリーチベットデモに参加する事が出来ました。

私は台湾の地位が未定である事や、中共が台湾を併合しようとしている事は知っていましたが、世界史を学んだのは高校まで、日本史に至っては中学止まりの理系ですで、その時の私は「台湾=中華民国」という認識でおり、台湾の実情は知りませんでした。

去年のNHK「JAPANデビュー アジアの”一等国”」を見て、インターネットでその実態を知り、反NHK活動に参加するようになりました。
台湾が日本領だった時代に何を為したかや、台湾に日本語世代が居られ、かつて日本で普通に見られた日本の良い文化や精神を保っておられる事を知ったのもネット(2ちゃんねるの仲間)を通してです。

私はインターネットで台湾問題を知りました、ネットが世界を繋げ真実を明らかにします。
これからもよろしくお願いいたします。
2010-07-25 Sun 23:19 | URL | Anns #wlSRBOxc[ 内容変更]
#151 Annsさんへ
お返事が遅くなり申し訳ありません。
台湾と繋がりのきっかけを詳しく教えていただいてありがとうございます。

日本の左翼教育は日本が台湾を統治したことにあまり触れたくないようですね。台湾の戦後世代も国民党の反日教育により、日本統治時代の歴史を隠されて、過去の50年間に起こったことは真っ白だったんです。幸い今は関連の本がたくさん出て、インターネットでも情報など調べられる時代になり、簡単に知ることができますね。

日本語世代にとって、NHKの番組を観るのは日本との繋がりのひとつです。私も大河ドラマの大ファンでしたが、NHKの反日の実態と大河ドラマの歴史内容が偏っているのを知った時、がっかりしました。

それでNHKを「監視」しているのですね。より多い日本人を覚醒させるため、重要な役目だと思います。大変でしょうが、応援しますので、頑張ってください。
2010-07-29 Thu 22:36 | URL | 新高山百合 #-[ 内容変更]
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