新高山百合
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チベット人も台湾人も、今夜はみんな日本人になって
2011-03-16 Wed 21:29

3月14日の夜7時に、中正紀念堂の自由広場前で、在台チベット団体「在台藏人福利協會」及びチベット支援団体「台灣圖博之友會」などが、この度の日本の大地震と大津波で被災された方々の為に祈祷の集いを行いました。6時前から主催者グループの方々が準備を始めました。
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この方々は発光ダイオードとコップに入れた蝋燭で、「PRAY FOR JAPAN」の文字を並べ、続いて折り紙の鶴を作りました。
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7時前に「PRAY FOR JAPAN」の文字が明るく点りました。
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この夜被災者のために読経してくださる僧侶が座につかれました。タシ・ツェリンさんがお招きしたのは、20数人の僧侶でしたが、何と30数人が集ってくださったのです!
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「在台チベット人及び支援団体が日本の大地震と大津波で被災された方々に祈りを捧げる会」という標語の下に、ダライラマ法王のご真影を飾り、両端にはチベットと日本の国旗を立てています。
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日本の国旗はタシさんに頼まれて、一昨日の朝急に買い求めたものです。旗を売っている店のご主人が、日本の国旗を何の為に買うのかを知ると、「私達の分まで、日本が早く元通りに復興するようにと一緒に祈ってください」と頼まれました。


祈祷の儀式が始まる前に、チベット亡命政府駐台代表ダライラマ基金会の「タワツァイレン」董事長はこのように挨拶なさいました。
―――「今日は2008年の北京オリンピック前にチベット人が民族蜂起した重要な日であり、同時にこの度の日本の大震災に対して哀悼の意を表します。日本を何度も訪れたダライラマ法王は日本の震災を非常に心配しておられ、インドの亡命政府ダラムサラで日本の為に祈祷する法会を行いました。去年青海玉樹での大地震のとき、私の家族が不幸にも8人被災しましたので、日本の方々の今の心情が非常によく分ります。私達チベット仏教では「衆生を母と為す」と言いますが、その意味は衆生が過去世でかつて私達の母親であったという可能性があるということです。今日ここでお祈りする人達はすべてが日本人であります。私達の心はすべての日本人と同じです。残念なのは国際的な難民である私達チベット人は、日本の皆様に何かをして差し上げられず、できるのはただここで日本のためにお祈りすることだけです。日本が一日も早く復興しますように心より祝福いたします。」

続いてこの度のチベット人主催者である前チベット青年会議台湾分会主席タシ・チェリンさんが挨拶しました。
―――「私達が今夜ここに集った目的は、この度の日本の大地震で不幸にも遭難された日本の方々のために祈祷することであり、これはチベット人にとって非常に重要な儀式であります。今ここにお集まりの方々、チベット人、台湾人、日本人を問わず、皆様の心は日本におられる皆様と同じように沈痛なものだと思います。しかし、皆様方は孤立してはいません、私達はあなた方と共に同じ処に立っております。日本が一日も早く復興しますようにお祈り申し上げます。日本の皆様頑張って下さい!」


しきりに寒風がふく中を、30数人のラマ達の読経する声で儀式は始まり、現場には百人を越えるチベット人及び台湾人、日本人が参加していました。



13日タシさんの緊急の通知で、多方面に連絡し、ことに日本語世代の団体「友愛グループ」の張文芳代表が連絡してくださって、現場にはかなりの日本人及び日本の台湾駐在メディア、それに日本語世代のお爺さんおばあさん達がたくさん参加してくださいました。この夜集った方々はみんな日本人の心情になって、みんなが心から日本の同胞のためにお祈りしました。
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台北は雨天曇天が続いていましたが、この日は晴れでした。しかし夜は風が強く、蝋燭の灯を吹き消します。タシさんたちは蝋燭の灯を点すので大わらわでした。
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前段の読経が終わると、前台湾チベット交流基金会の翁仕杰副秘書長が、日本への慰問を次のように表わしました。ダライラマは今インドで日本の為に祈ってくださっており、すべての寺院の僧侶たちに日本の為に十万回のお経をあげるようにとおっしゃいました。
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翁さんは、二年前の台湾南部の水害で被災された人々の為にダライラマが台湾へ来られてお祈りしてくださった時に聞いた話をしてくれました。
―――「ダライラマは台湾を離れる前の会食の席で、突然両手を出して、右手の小指は数年前にニューヨークで一人のモンゴル人が強く握り締めて放さないので変形してしまった、すると数週間後に左手の小指も曲がってしまったのだよ。今は両方の指の形が同じになった。右の小指が寂しくないようにと、左の小指が思ったんだね? とおっしゃいました。だから日本の被災者の皆様は右の小指で、ほかの人は左の小指だということで、世界は同じ家族であり、私達は日本に淋しい思いをさせてはなりません!」と翁さんはこうおっしゃいました。


ラマ僧たちの読経の声に混じり、遠方から「愛国」歌曲が流れてきました。在台中国人の統一派団体が法会の進行を邪魔しようとして車でやって来たのです。その場にいた日本人は「ほうっておけばいい」と言いましたが、私は腹が立ちました。中国人の反日態度は人間性を失ってしまっており、決して中国人にこの場で勝手なことをするのを許してはなりません。彼等に抗議しようと思って向かっていきますと、前方に三人の台湾の若い女性が彼等に手でブーイングを送って追い払っていましたので、私は感動して急いでカメラのシャッターを押して、この非常に正義感のある女性たちに敬意を表わしました。その後彼等は警官から尋問されて警告され現場を離れました。
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最後に台湾チベット友の会の周美里会長が挨拶されました。
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―――「2008年3月14日にチベットの人民は大規模な民族蜂起をして、中共軍の鎮圧を受けました。捉えられ逮捕され銃殺されたチベット人は数え切れません、今日私達はこの事件を記念する集いにするつもりで、当時銃殺されようとした二人の勇敢なチベット人をここに招いていますが、数日前に日本で大震災が発生したことを知り、私達は非常に悲しみ痛みを感じています、ちょうど迫害されているチベット人に関心を寄せるのと同じく、日本の友人たちが苦難に出遭っていることに対して非常に悲しんでいます。
   ダライラマは今インドのダラムサラで日本の被災者の為に祈祷なさっており、現在苦難に面しているチベットの人民ですが、日本の被災者の方々のことを忘れは致しません、ダライラマの大いなる慈悲は私達を啓発をしてくださいました。これこそダライラマがチベット人を導いてゆかれる無私の精神であります。ですから私達も今日の集会を日本の被災者の皆様の為にお祈りすることに変更いたしました。
   今夜日本の為にお祈りしてくださる多くの台湾人が参加してくださったことを感謝いたします。日本の大津波は天災であって予測し難いものであり、私達もどうしようもなく、ただここでお祈りするだけです。ただ皆さんチベット人民が受けている迫害は人為的なものであることをどうか忘れないでください。人為的な迫害は人類のみがそれを制止することができるのです。チベット人は「人間による禍」を受け続けています。全人類が共にチベット問題に関心を寄せていただきたいのです。そして、日本の一日も早い復興をお祈りいたします!」


これで祈りの集会は無事終わりました。

この後、タシ・ツェリンさんはメディアのインタビューを受けて嗚咽しながら
―――「2008年に日本の長野で北京オリンピックの聖火隊に飛び込んで抗議して21日間拘留され時、百通を越える手紙を受け取り、「Free Tibet」「I Love Tibet」等が書かれていて心から感動しました。今日本が困っている時、在台チベット人の団体とでラマ僧たちへの供養金を負担して、日本のために何かお役に立ちたいと思ったのです」と語っていました。

以下は当日の参加者たちの感想です。
三宅教子さんはこのような感想を述べられました。
―――「大変な目に遭っているチベットの方々なのにと、祈祷のお経を聞きながら涙がこみ上げました。心無い人もいますが、多くの方々は、日本が今受けている苦しみ、痛み、悲しみを自分のことのように心配してくださっているのですね。家で、テレビを見ているだけではいたたまれない気持ちが、皆様と一緒に祈ることで、被災なさった日本の方々に届くような気持ちが致しました。タシさんたちの「ここに集っておられる方々は今日本人の心になって同じ悲しみで祈っています」というお気持ち「天災は予測し難いもので、無力感に包まれますが、チベットの人々が受けている迫害は人為的なもので、これは人類の力で制止できることを忘れないでください」とおっしゃった台湾チベット友の会の周会長のお言葉など胸に刻まれました。ありがとうございました。」

日本語世代団体「友愛グループ」張文芳代表は
―――「3月11日に日本東北地方を襲ったマグニチュード9.0の大地震は、一千年に一回のサイクルともいわれる超巨大な地震規模で、死者・行方不明者一万一千人を超え、戦後最大と言われます。10メートルを超える大津波があらゆる地上物を押し流し、壞滅的な災害を各地にもたらしました。しかも気温が零度以下の酷寒の中、被災者の方々には本当にお気の毒なことでございます。加えて多基の原子力発電所の破壊で放射能が洩漏、災害を甚大化しております。
   台湾に亡命しておられるチベットのラマ僧、人々により、14日の午後7時から、中正紀念堂・自由広場において、このような世紀の大災害を被った日本の犠牲者の冥福を祈り、日本の災害復興を祈念する「祈福会」が執り行われました。主催者側の呼びかけに応じ、私たち友愛グループも二十数名のメンバーが参加しました。民族・政治・主義の壁を超えた偉大な人類愛の発露と云えましょう。真に有難い祈福会でした。
   地震発生以来、すでに6日目になりますが、NHKが終日報道する被災地の惨状を、溢れそうになる涙を押さえて視ております。改めて謹んで犠牲された方々のご冥福を祈り、一日も早い復興を祈念致しております。私たちは微力ながら義援金拠出を通じて、災害救援に尽力したいと考えております」
と感想を述べられました。

現在台湾大学で学ぶ日本人留学生早川久友さんは
―――「3月14日の夜、台湾人の友人から電話をもらいました。台湾には、チベットから台湾へ勉強や修行に来ている「ラマ」と呼ばれるお坊さんたちがいます。本来ならば、翌日の夜、自由広場でお坊さんたちが集まり、3年前に起きた暴動を振り返り、祈りを捧げる活動が行われる予定だったということです。しかし日本での大震災発生を受けて、急遽チベットだけではなく、日本のためにも祈りを捧げようということになったということです。
   11日の午後、大震災発生の一報が入ってから、この週末ほどパソコンの前に長時間座り続けていたことは無くなりました。幸いにも、日本にいる家族とは、電話こそ繋がらないものの、メールが通じたので無事を確認でき、やきもきすることは無かったが、友人の中には水も電気もない避難所に入っている、という連絡もありました。また、被害状況の映像が流されるに連れ、これが本当に日本で現実に起きていることなのか、と感じるほど凄惨な光景を目の当たりしました。
   しかしながら、海外にいる自分としては、何も手を差し伸べることができず、もどかしい思いをしていたのが事実であります。そんなところへ、チベットや台湾の皆さんが日本のために祈りを捧げてくれるとということです。私はいてもたってもいられず、友人たちと誘い合って参加したのでした。祈りを捧げる、という行為はもしかしたら、私自身の心の平安を一時だけでも取り戻したかっただけかもしれません。自己満足に過ぎず、被災地で苦しむ人々には無意味なことかもしれません。しかし、台湾やチベットの友人たちが、寒風吹きすさぶ中、1時間半にもわたって祈りを捧げ続けてくれたのです。
   私は台湾やチベットの友人たちに、日本人を代表して心から御礼を言いたいです。そして、これから復興へ向けて数年単位で困難な道が待ち受けているだろう日本に対し、関心を持ち続けていただきたいと願うばかりであります」
と述べられました。

長年チベット問題に関心を寄せている何朝棟弁護士はこのような感想を述べられました。
―――「3月は台湾、チベット、日本にとって等しく艱難辛苦の月となっています。1947年二二八での大虐殺は、実際にはその年の3月6日高雄から始まって、中国国民党軍21師団が3月8日に基隆に上陸し、全島で大殺戮を展開しました。1959年3月10日は、チベット人民が民族蜂起を起し、中国の軍人によって数え切れない人々が殺され、ダライラマはインドへ亡命して今日までに至っています。2008年3月に中国はまたもやチベットを鎮圧し、チベット人を虐殺しました。そして今年3月11日には、日本の東北でマグネチウド9.0という大地震が起き、大津波に襲われ、万を越える人々の生命が奪われました。それに福島の原子力発電所の事故で、放射能が漏れて、世の人々から恐れられ、注目されています。
   今日、ラマたちが日本の為に粛粛と荘厳に、台湾、チベット、日本の人々と一堂に会して祈祷しました。日本よがんばれ!私は日本民族の毅然とした強靭さで、かならずやこの度の試練を乗り越えられることと信じています。そして今夜の法会は、台湾、チベット、日本三つの国の人々が艱難を共有して互いに声援する気持ち、その絆があることを表現しました。ダライラマが2009年台湾の八八水害の時に、台湾にいらっしゃって祈ってくださったと同じく、近い将来に日本の地震の被災地に赴かれて、被災者の方々のために祈り、日本の方々を慰霊してくださることを望んでいます。日本が一日も早く復興することは、世界の幸福でもあるのです!」



台北からの応援の声 「日本、がんばれ!」
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主催者の在台藏人福利協會、圖博之友會、西藏青年議會台灣分會、西藏婦女會台灣分會、台灣自由圖博學聯の皆さま及びラマ方の皆さま、そして当日集まってくださった皆さま、ありがとうございました!


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この記事のコメント
#340 ありがとうございます!
何度も記事を拝見し、目をうるませています。
日本を心から思い、応援して下さる皆様に、感謝!ばかりです。
2011-03-18 Fri 12:21 | URL | まなか #-[ 内容変更]
#343
台湾の善意のチャリティー番組、NHKのニュースで知りました。二十五億円も集まったと…感謝です。(涙)
ありがとう台湾。ありがとう友達。
2011-03-19 Sat 07:12 | URL | 素人 #-[ 内容変更]
#344 ありがとうございます!
台湾、チベットの皆様ありがとうございます。とても感動しました。
日本復興に向けて全力で頑張っていこうと思います。
2011-03-21 Mon 12:58 | URL | コタロー #-[ 内容変更]
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