新高山百合
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皐月の台湾を詠ふ
2012-06-23 Sat 12:00

姚  望林      しとしとと終夜(よもすがら)ふる五月雨に犬の遠吠え闇に聞ゆる

黄  秀菊      梅雨入りに大地潤ほひ田植え終へそよ風吹きて稲穂待たるる

辛  秀蓮      梅雨に入りめくる暦も侘しうてせめて好(よ)きこと和歌に詠みたし

胡  月嬌      この日頃梅雨に洗はれ緑濃き廻りの木々の生命あふれて

蔡  龍鐘      梅雨来れば濡れて咲きをる鳳凰花女心を燃やせといふがに

蘇  友銘      雨が来てアジサイの花垂れ凋み忍ばぬ乍ら切りて別れぬ

李  英茂      五月雨はハイビスカスのうれし涙落つる間際に真珠と光る

劉  傳恵      夏日照り紅の仙丹梅雨浴びて常に笑顔で美しく咲く

毛  燕珠      梅雨時は鬱陶しきも豊作の実り思へば心静けし



周  福南      端午節菖蒲を挿して邪気祓ひペーロン祭りは川淨めゐて

謝  雲嬌      端午節車も人も混み合ひて龍舟賽(ボートレース)は夕映えの中

毛  燕珠      詩人らの端午の風に集ひきてひげひねりつつ得意の字句を

周  福南      端午の日粽を食し卵立てボートレースに孫の喜ぶ

曹  永一      もろもろのダム枯れんとす黄金の雨降らせ給へ端午の祈り


劉  玉嬌      端午近し日がな土砂降りに思ふ事粽結ひし日菖蒲求めし日

蔡  紅玉      竹の葉の香り巷に端午節粽作りは初夏のいろどり

李  英茂      旧暦の五月が続く閏月も粽の影はちらりほらりと

黄  教子      葉蘭ほどの葉広の笹に包みゆく台湾粽子は四つの角あり

黄  教子      笹の葉の清かに香る廚辺に君に教はり粽子(ちまき)を包む

林  素梅      端午節粽結ひにしあの頃よ姑の手まねて一つ又一つ

游  細幼      笹の香の沁み入る記憶杳き日の母の結びし端午の粽

頼  白玉      端午節食べ食べ思ひ出す母の作りしあの味恋し

蔡  永興      過ぎし日の端午に母の作りたるチマキの味と香は二つなし

林  百合      たつ湯気に粽の匂いただよいて廚の中へ孫ら駆け込む

蔡  龍鐘      端午の日に親子揃って朗らかに童謡歌ひチマキを食(たう)

呉  順江      心こめ友が作りし粽の香口にひろごりなさけ伝はる

謝  雲嬌      元気です粽一つに又一つ止まぬ雨の日老友の文

黄  閨秀      手作りの粽の香りに包まれて今年も無事にと端午の節句

頼  淑美      手作りの粽の香りここかしこよき慣はしも代々継(よよつ)がるるや



劉  心心      新緑も夏めきにけり枝先のマンゴーすでに薄紅初めて

林  燧生      薫風にマンゴー一つ落ちて来る音もさみしき山里の夜半

呉  戀雲      出ざかりの茘枝蓮霧のうまき味この恵みを食み端午を祝ふ

細木仁美      マンゴーやライチが並び朝の市果実の宴に心も踊る

高見直子      マンゴーやライチの並ぶ果物屋今年も来たりフルーツの夏

陳  淑媛      嫁ぎたる孫より届くマンゴーの甘き香りの部屋内に満つ

林  禎慧      好物のマンゴー供へて憶ふかなバケツ一杯食べたと云ふ君


蔡  龍鐘      風鈴の涼しき音を聞きゐれば梅雨の名残りに白南風よぐる

蘇  楠榮      梅雨あけて数多に騰る水烟のかげ清かなり遠の山腹

高井敬子       長き夏始まり告げむと鳴き初むる午後の静寂(しじま)に初蝉の声

劉  玉嬌      蝉しぐれ暮れゆく空の茜雲円盤となりて陽は落ちてゆく

游  細幼      蝉しぐれすずろに浴びてゆるぎなし地蔵菩薩のおだしき瞳

林  禎慧      梅雨明けのふる里の庭にわが佇ちて蝉のコーラスしみじみと聞く

鄭   昌      山奥で鳴く蝉の声ジージーと青葉はゆれて風の道かな





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